SXSW2018で"asEars"を伝えるデザイン
「asEars」は、東京大学産学協創推進本部主催の
「Todai To Texas」プロジェクトにて準グランプリで選抜された大学生チーム。
リーダーが抱える「片耳難聴者=片方の耳しか聞こえない障害者」のコミュニケーションを助けるため、
日用品であるメガネに既製の補聴器を超える性能を落としこんだプロダクトを発表。
*プロダクト名は、(片耳が)両耳のようになる(as ears)こと、そして" augmented single Ear”の略語から。
ロゴの”a”は「会話の吹き出し」をイメージしてデザイン!
チームメンバーの役割は?
久古はデザイナーの責任者として、全てのコミュニケーションデザインを担当しました!
市川友貴 / エンジニア
筐体設計
千葉工業大学 情報工学科
野崎 悦 / エンジニア
ファームウェア開発・信号処理開発
東京大学工学部電子情報工学科
高木 健 / リーダー
回路設計・基板実装
東京大学工学部電気電子工学科
白木光達 / エンジニア
サポートソフト開発
東京大学工学部電子情報工学科
久古 はる香 / デザイナー
ロゴ・展示ブース・PV
・ノベルティ等制作
東京芸術大学デザイン科
展示品はどんなもの?
メガネをかけるように使える! 片耳難聴者のためのメガネ型補聴デバイス。(とりあえずPVを見ればきっとわかる!)
装着イメージ
マーブルに塗装したお洒落なデバイスも展示。
部品説明図
聴こえない側の耳で拾う音を、聴こえる側の耳へ骨伝導で届けるテクノロジー
まずはPVを見てほしい!
片耳難聴者であるリーダーをグラフィカルなキャラクターに。
彼の実体験を元にPVのストーリーを構成。
目に見えない声や音の動きをアニメーションで可視化。
プロジェクトの伝え方を工夫しています!
効果があった気がするデザイン5つ
これらのデザインは、メンバーのコミュニケーション力を補完しました!
興味を持ってブースを訪れてくれた世界中の客からの理解・共感を得る事ができたのです!!
1. PV
認知度の低い「片耳難聴」という障害、「音」を扱った機能説明のしずらいデバイス...を、視覚的に伝えるアニメーション!
見事にメンバーの英語力・コミュ力を補完してくれました。
中東メディアのアルジャジーラに取材していただくという希少な経験に繋がる!
http://stream.aljazeera.com/story/201803142128-0025605
2. 全体の空間設計
手前のPVを映すモニターで引き込み、奥の体験ブースへ誘導。機能のイメージを視覚的に表現したパネルを掲げて、お客さんにアタック!
緊張したけど、予想以上にお客さんを捕まえられた!
言葉やビジュアルにピンと来たのか、片耳難聴者本人や、その家族がたくさんアプローチしてくれてびっくり!!!その数は30人を超える!!
3. 片耳難聴体験ブース
客の多くは健常者だということを踏まえて企画。
「片耳難聴者の家族だ」という方に体験してもらい、近くにいながら理解できてなかった家族の感覚・視点を共有できたのが感慨深かった。
認知度を上げて、拡散の先に、片耳難聴者に「asEars」の存在を届けるのが目的。YOUTUBERが自ら体験して、記事をあげてくれた!
https://www.wareable.com/news/asears-glasses-single-sided-deafness-291
4. ノベルティグッズ
メガネ型の製品にちなんで便利なメガネ拭きを用意。
最初の説明のキッカケになったり、最後のプレゼントになったり、素敵なコミュニケーションツールに!
「スマホやカメラのクリーナーにもなるネ」と言って喜んでもらえました!
5. デモンストレーション
プロダクトを身に着けてデモンストレーション!
bouncy、Hufpostなど多くのメディアに取り上げてもらえました!
https://bouncy.news/11299
まとめ
視覚的に伝えるデザインは国境を余裕で超えられる!!可能性無限大!!
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